ゼミ紹介

金城ゼミについて(指導教員との一問一答)
 
Q:「なぜ経営学を学ぶのですか?」
A:「経営学を、自己中心的に、お金儲けや偉くなるための手段として勉強するのは、つまらないと思います。私たちのゼミも、自分のみならず、他人や所属している組織ひいては社会をより良くするための方策を考え、行動する契機としてとらえていただきたいです。その方が、結果として、実り多い人生とゆるぎない幸せへとつながるのではないでしょうか。なぜなら他人の幸せをつくることに関わることを幸せと思うのがヒトの本性であるからです。」
 
Q:「経営学はどのように勉強するのが良いですか?」
A:「ひとつは、研究を通してです。そのため、このゼミでは、経営を歴史的にひも解く、経営史がテーマです。歴史に名を残した経営者をケースとして用い、時代背景や成功要因、光と影をなるべく具体的に考察していきます。これは、経営を歴史的な視点から考察し、現代や将来への含意を考える『応用経営史』といわれ、最近注目されています。これほど面白く、将来も役に立つ研究テーマは稀でしょう。
 
Q:「金城ゼミの特徴を一言でいうと?」
A:「このゼミの特徴は、『学生主体』であることです。何をするのかも含めて、ゼミ生が自ら考えて、チームとして実行します。皆さん明るく、楽しく、積極的にゼミを運営されています。このホームページも、ツイッター、インスタグラムも私はほとんど関与していません。毎年、新しい企画があります。今年は学園祭で模擬店を出店されたいそうで、事業計画を立案されています。学生さんにベンチャー企業のようにゼミを運営してもらうことにより、経営を実践的に学んでいただければと思います。留学生や留学される方も多く、新鮮な視点を提供してくださいます。」
 
Q:「勉強はハードだと聞きましたが・・・。」
A:「その通りです。実は、研究も『学生主体』です。ゼミ入門後の一年間でかなり実力がつくので、4年生は、新3年生を指導します。私たちの努力の集大成である「プレ卒論集」、「卒論集」の編集・刊行も学生が行います。自らテーマを決め、3年生はグループでプレ卒論、4年生は個人で卒論を執筆します。」
 
Q:「就活に強いゼミと伺いましたが・・・。」
A:「結果としてそうかもしれせん。経営学の研究と実践を車の両輪にする本ゼミは、活気にあふれ、お祭りムードが常に漂っています。ゼミの活動を通していろいろな経験を重ねることにより、新しい道を自ら切り拓く実力が身につき、共通体験をもつ多くの仲間ができます。これが就活はもちろん、卒業後の人生にもプラスに働かないはずがありません。」
 
Q:「ゼミ希望者へひとこと。」
A:「例年、ありがたいことに多くの希望者がおられます。採用基準は特に決めていません。いろいろな方に入門していただきたいと思いますが、ゼミというチームに楽しく貢献できる人を求めています。強いて言うならば、何かに時間をかけて打ち込んだ経験のある方が多いようです。」