1期生　プレ卒業論文

【1期生 プレ卒業論文 巻頭言】

当ゼミ初の懸念すべきプレ卒論集が刊行できたことを大変嬉しく、誇りに思います。

2万字を超える学術論文を書くことは、私を含め、誰にとっても容易なことではありません。

 

振り返れば、密度の濃い、忙しい一年でした。春学期は「そもそも論文とは何か」ということに始まり、「資料検索」や「主題分の書き方」などを学びながら、執筆テーマをペアの方と決定。夏合宿では論文の草稿を発表者と指定討論者に分かれて議論を重ね、6合目まで仕上げました。秋学期も発表と批評を繰り返し行い、年明けの1月12日にすべてのチームが予定通りに作品を提出されました。

 

どの論文も、執筆者のセンスと個性が光るなかなかの内容です。3年生でこれだけのものを書き上げた実力に、自信を持たれてください。テーマも多岐にわたり、今後、皆さんが多方面にわたり多様に活躍されることを象徴しています。論文を書くことに、独特の楽しさ、おもしろさがあることを発見された方も多いのではないでしょうか。

 

いろいろと試行錯誤しながら(おそらく初めて)本格的な論文を執筆された経験は、豊かで実り多い、ひいては自分らしい生き方につながります。たくましくなられた皆さんは、4月から新しくお迎えする後輩の方々の良い目標です。大学生活の総仕上げとしての卒業論文も大いに期待しています。

 

来年度も、皆さんとともに学び切磋琢磨しながら、一緒に良いゼミを作っていくことを楽しみにしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　2016年1月吉日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　金城亜紀

【テーマ】

『音楽産業の構造変化に対するマーケティング戦略とビジネスモデル構築 一ケーススタディ：少女時代一』

『変化する国内アパレル市場とSPA方式をとるファストファッションブランドの研究 一ターゲティングの観点から一』

 

『SPAファストファッションブランドのマーケティング戦略 一標準化・適応化の視点から一 』

 

『非正規雇用の実態と考察　一正規雇用形態からみる非正規労働者一』

 

『ファストファッションブランドにおけるSPAの有効性』

 

『日本の成熟市場における経験価値マーケティングの有効性 一ルイヴィトンの日本市場での成功から導かれるもの一』

 

『日本の空港経営の現状と課題 一民営化の視点から一』